ロボットアームカバー
吹付塗料などの汚れから設備をガード
アーム駆動部の部分保護に
レーザーカットと縫製で機械に合わせた立体設計が可能。
縫製時にハサミを使用しないため、生地からの繊維くず発生を抑えます。
ワイピングクロス(※)の生地を使用することで塗料を弾くことなく吸着するため製品への汚れの滑脱を抑える上、生地自体伸縮性が高く着脱も簡単にできます。
※ワイピングクロスとは
ワイピングクロスとは、デバイス製品の製造工程や光学製品(フイルム・レンズ)の製造工程、製薬・化粧品の製造工程など、様々な業界の工場・企業での拭き取り作業で使用されています。
「Techno Wiper® LT100/ELT100」はポリエステル糸を使用した汎用ワイピングクロスです。弊社独自の特殊端面カット処理により低発塵性能と優れた耐薬品性を実現し、お客様にご好評いただいています。
当ロボットアームカバーでは、「Techno Wiper® LT100/ELT100」を使用しています。
従来のロボットアームカバーにおける課題
一般的なロボットアームカバーは、素材にゴムが使用される場合があり、ゴムが塗料を弾くことで汚れが製品(ロボットの製造対象)へ付着する原因になります。
またアームカバーの生地をマジックテープ留めするタイプのものは、マジックテープが塗料を吸着しない素材のため、マジックテープ貼付部では塗料が吸着されず、こちらも汚れが付着する原因となるといった課題がありました。
汚れ付着リスクを軽減する「ロボットアームカバー」
こうした他社従来品に対し、弊社のロボットアームカバーはポリエステル100%のワイピングクロスからつくられています。
当ロボットアームカバーは、主に製造業で使われる塗装・コーティング用のロボットアームに使用され、吹付塗料・薬剤の汚れから設備をガードします。ポリエステルを使用した伸びが良く、高い吸着力を発揮する生地が、塗料を弾くことなくしっかり吸着し、さらにマジックテープなどの付属品を使用しないため、汚れ付着リスクを軽減します。
弊社が長年にわたり培ってきたワイピングクロスの高い品質とカット技術を結集し、様々な機械のロボットアームに合わせたカバーをご提供します。
ロボットアームカバーの特長
高い吸着力
ハイスペックなワイピングクロスの生地からつくられたアームカバーは、塗料などの汚れをしっかり吸着!
汚れが製品(ロボットの製造対象)へ付着するのを抑えます。
高い伸縮性
生地の伸縮性が高いため簡単に着脱できます。
繊維くずが発生しにくい
レーザーカットにて機械のサイズに合わせた立体設計が可能。縫製でもハサミを使用しないため、繊維くずの発生を抑えます。
物性データ
タイプ | 編物 |
---|---|
組成 | ポリエステル |
耐薬品性
○ 化学的・物理的に安定
× 溶解するため使用できない
有機化合物 | |
---|---|
アルコール類 | |
メタノール | ○ |
エタノール | ○ |
イソプロパノール | ○ |
炭化水素類 | |
ベンゼン | ○ |
トルエン | ○ |
キシレン | ○ |
n-ヘキサン | ○ |
その他 | |
アセトン | ○ |
ケロシン | ○ |
酢酸(10%) | ○ |
蟻酸(10%) | ○ |
無機化合物 | |
---|---|
0.1N硫酸 | ○ |
0.1N塩酸 | ○ |
アンモニア水(25%) | ○ |
0.1N苛性ソーダ | ○ |
過酸化水素(3%) | ○ |
〃(5%) | ○ |
次亜塩素酸ソーダ(0.01%) | ○ |
〃(0.02%) | ○ |
各データは測定値で、品質を保証するものではありません。
標準サイズと梱包形態
- 要相談にて