金沢工場 営業開発グループ
2006年入社
PFさん
仕事の内容とやりがいについて
私が所属しているのはニット製品の開発を行う部署です。私はニットの開発・製造に30年以上携わっており、その経験とテキスタイルの知識を生かして、丸編機でモノづくりを行っています。これまで、アパレル、ファッション、スポーツなどの幅広い分野で商品化されてきました。
新しい製品の開発は、社会に役立つモノを生み出すことなので、やりがいがあります。原材料や組織、条件などを変更し、組み合せながら試作品の編地をつくり出し、次に加工方法を考えて実行を何度も繰り返します。基本的に目標を想定して作業を行いますが、ときどき全く違う、面白いモノができることもあり興味はつきません。
これまでの経験で辛かったことと嬉しかったことについて
想定の設定と、編組織や使用糸などの条件が合わないと、なかなか上手く編めない場合があり、大きな失敗をする恐れもあります。モノづくりの流れがスムーズに行かない場合が非常に辛いです。
でも、やはり新製品を開発できると嬉しい。例えば、今までにない画期的なワイピングクロスを作製して初めて顕微鏡で繊維を見たときや、コロナ下のマスク製作で想定以上に柔らかい耳紐ができたとき、嬉しい驚きがありました。
これからの目標について
これからは原材料や使用機械、プロセスなどにこだわらず、とにかく社会のニーズがある新しいものを創り出したいと思っています。今まで存在しなかった製品、人々が使って幸せを感じるものを開発したい。それが増えていけば、会社の利益にもつながるはず。さらに、使用者からのフィードバックも反映して、製品の改善・改良を進め、より良いものを作り続けたいですね。
キャリアステップ
1985年 | イラン・テヘラン・ポリテクニク大学入学 |
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1990年 | 同大学院・繊維工学科入学 |
1992年 | 同大学でニット経編の講師となる |
1994年 | 同大学院・繊維工学修士修了 イラン・ヤズド大学のニット経編、横編、QCの講師となる |
1998年 | 日本に来日し、一橋大学留学センターに入学 |
1999年 | 信州大学大学院工学系研究科生物機能工学専攻入学 |
2002年3月 | 同大学院博士(PHD)過程修了 |
2003年3月 | ㈱ダイイチ(未来コーセンの前身)にニット技術者として入社 |
2005年 | ㈱ダイイチを退職、スペインのE株式会社(マットレス工場)へ丸編みニット技術者として入社 |
2006年3月 | ㈱ダイイチにニット技術者として再入社 |
2011年 | 主任に昇格 ニットの生産管理と開発を担当する |
2015年 | 担当課長に就任 ニットの管理全般と開発を担当する |
現在 | 主にニット新規開発を担当する |